禁断の果実は鉄の味

Lot.no 005 ドバラン

ドバランである。
はいこれもまた何だよそれな一品となっておりますが、これはバトオペに実装されている高機動型ザク(前期型/後期型)が装備できる簡易ミサイルランチャーという武装がありまして、そのミサランの事を指して「ドバラン」もしくは見た目から称して「ごみ箱」と言われております。

こういう奴ですね。画像はバトオペ2よりキャプチャ撮ってます。みんなで遊ぼうバトオペ2!!

このミサイルランチャーがなぜドバランと呼ばれているかといいますと、
ようは「ドバドバミサイルを撃てる」というところからきているようで、
この「ドバドバ」というのがまた曲者。ごん太ミサイルをバンバン撃てるのは非常に射幸心というか射精心というかをビンビン刺激します。しかしですね、これがまたバンバンFFしまくる結果になるんですわ。この武装は射程距離が400m程度なので大体二枚目から三枚目くらいの位置取りで撃ち込むことになるんですが、それだと前線で斬った張ったしている汎用機の背中にミサイルを撃ち込みガチになるんですな。しっかりと位置取り考えて味方が射線に入らないよう立ち回らないとはっきり言って邪魔でありゴミ。なのでこの武装は「ゴミ箱」とも呼ばれているんだろうなぁと。

というところでドバランの意味もお分かりいただけたとは思いますが(?)、私自身この武装はかなり好きな部類に入ります。何より何にも考えずにミサイルぶっ放す開放感がキモチイイ!しかし、相手に距離を詰められると何もできずにあっという間に溶けてしまいますのでやはり熟練の腕がなければ活かせない武装でもあります。そしてこのドバランという言葉自体が面白いなと。プレイヤー達がネット上で情報交換しているうちに自然と生まれてきたスラングですが、こういうあだ名が生まれてくること自体にこの武装の存在感がある。といっても実装初期の武装なので最近はめっきり使い手も見ないですが。

またこれを担げる機体が高機動型ザクという名機でして、ガノタであれば誰でも知っている数々のエースパイロット達が乗り込んでいた「特別なザク」なんですわ。個人的にはシンマツナガが大好きです。漫画「虹霓のシン・マツナガ」ではランバラルが駆る旧ザク(ラル専用機)とチームを組んで黒い三連星とヤリあったりと激アツなシーンもあるくらいこの機体について詳しく出てくるんですが、名作MSザクを母体としながらもそのピーキーなセッティングと量産に向かない設計により少数機が生産され一部のエースにのみ配備されたってところもまたそそる。バトオペにおいても乗り手によってかなり印象が変わってしまうあたりやはりエースにしか扱えない難しい機体なんですな。ドバラン、ドバドバ撃てばいいってもんじゃない禁断の果実でございます。