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ふと気がつけば 世の中がひっくり返っていた。

前回の更新が10月なので約半年ぶりに自分の店に帰ってきた事になる。
随分と酷い店主である。そりゃ商売が上手くいくわけがない。

押し寄せる過去の自分からのいろいろなツケを払うために悪戦苦闘し、
良縁と悪縁に翻弄されながら自分の中の薄汚い深淵を覗き込むような年末年始。
結果として万策尽き、もはやこれまでと思われたその時に、
世の中のほうが先に力尽きてしまった。

なんだべなぁ、神は言っているのか、ここで死ぬ運命ではないと。
まあ私は仏教徒であり神道大好きなんですが。

いろいろと行き詰ってしまったけれど、
逆に最後のチャンスが巡ってきたと思って今一度リブートしよう。
まずは自分がこの三年の間にやってきたことを店に並べてみて、
そこからなにができるのかを再考するか。
まずはTシャツのデザインを整理してこっちに並べなおすかな。

三年目の壁の前でぼけーっとしている

ぼちぼちと独立して三年目に入り、
上手くいく事といかない事がはっきりとし、
そしてここ三年で一番のピンチに見舞われている。

ようはルーティンの収入源から已む無き理由で契約切られ、
新たなルーティンを求めつつ足掻いてみたものの戦果は乏しい。

やがて兵站は尽き果て、
我がアップライジングの命運は風前の灯である。

とか冗談言っている場合ではない。
もはやレッドゾーンにずっぽり足を踏み入れて、
デッドラインはけっこう後ろにある感じ。
何とかせねばとまたぞろ足掻きもがきしている今日この頃。

先月は看板関連の仕事を伸ばすために電工関連攻めてみたもののマッチングせず、
近所の麻雀教室のスタッフ募集が週3程度の勤務なのでどうかと思うも、
面接でまさかの麻雀を打つことになりなんだこの漫画みたいな展開。
役覚えないとなんにもできないな、チートイツ一回だけ決められて我が人生に悔いなし。

辛い日々が続いているが、
そんな中にも新たな出会いがあったりして、
それがまた濃厚な出会いで面白い。
しかしそれが明日の米に繋がるわけもなく。

とにかく今日はあらゆる可能性に向かって網を張ってみた。
自分が何ができて何をしたいのかを再考。
さて、賽は投げられた、ここからどんな流れが生まれるだろうか。

新たな領域に踏み込む

ということで。

ここ最近は出版関連の業務と拡販に取り組んでいる。

精度高くターゲットを定めていかないと無駄足になる企画。
逆をいえばこの人ならハマるってのが見えているからそこに向かってどうリーチするか。
とりあえず人に会って探り探り糸を手繰る。

ピンと来る人来ない人いろいろとある。
なんかこう改めて自分の回りにいる人達の性質や持ち味を垣間見れて面白い。
そして仕事ってやっぱ出会いであり縁モノだなぁと実感。

調子よく進んでいた案件が台風によって流れが変わり、
軽く出鼻を挫かれたがここからが勝負。
顧客の最終判断に乱れが起きぬよう丁寧かつ慎重にクローズせねば。

そうこういっているうちに全く違う方向から工事案件が舞い込む。
これも条件次第で取っていけそう、
鉄が熱いうちにガンガン打っていきたいところ。

とにかく今は早い攻め手で次々進んでいく時だ。
いろんな人を巻き込んで形していく。
それしかない、そうしよう。

流れを知り、流れを読む

5月6月と仕事が薄くなった余波を受けつつ、
しかし着実に新しい流れが動き始めている7月。

ふと気がつけばやる気が出なかった5月はそれこそ五月病だったんじゃないかと。
そんな事も言ってられない暑い夏にまたいろんな人と出会いなおす。

10年来の付き合いをさせてもらってるジュピター出版の片山さんと新しい企画に取り組み、
またそれ以外にも先々に面白い事が起きそうな予感。

起業したときにお世話になった行政書士の西塔さんとはお互いの現状を話し合いながら、
これから何ができるか、何をしたいのかをぶつけ合ってエネルギー循環。
人が持つ「資産」とは何かを考えさせられる。

ルーティンの建築関連のサポート業務も新しいステージに入ろうとしている。
高校の同期である建築家を巻き込んで未来に向かってまったく新しい事が始まりそうだ。

全ては繋がりながらうねりとなってきている。
だがしかし結実するのはもう少し先になりそうだ。
着実に一歩一歩進んでいる。
今は辛抱我慢の時だ。

農業における仕事と生業って奴だな。
先々に向かって荒地を拓いて種を撒く。
何となくそういう流れが押し寄せている。
先日の知恵の輪ワークショップをやった辺りから何かが変化してきた。
自分が発した波が有情無情の波紋となって応えてきている。
面白い。

そしてここのところ気になっていたモノがようやく手元に届いた。
新しいボードゲームCUBOIDだ。
これは立体的な思考で挑むボードゲームで、
先月大阪に帰ったときに勇策が持ってきていたので遊んでみた。
極めてシンプルなのに奥が深く、
なんと言っても「わくわく」する感じが良い。
これも自分にとっては新しい「流れ」だ。

最近はカブスカウトのデンリーダーとして子供達を率いてあっちこっち行くことが増えた。
電車での移動中などはいかに子供達の関心を集めて騒がせないようにするか腐心している。
この間は知恵の輪と古今東西ガンダムのMSの名前などで時間を潰した。
子供達のちょっとした間に何を仕掛けていくかを考えるのが楽しい。

この夏はカブスカウトのキャンプに同行するので、
スカウトの子等とCUBOIDやってみよう。
どんな反応を示すか楽しみだ。

やりたい事をやるその向こう側に

どうしてサラリーマンを辞めたのか。

もうすぐ辞めて一年になるにあたってふと考えてみた。

あれこれと理由を論ったとしても、
ようは会社の人間関係であるとか報酬であるとか、
馬鹿みたいな矛盾に飽き飽きして辞めたというのがほぼほぼの理由だが、
それでも長年抱えてきた単純な考えが一つある。

いま自分がやっている事がなんの、誰の役に立っているのだろうか。

青臭い、なまっちょろい事なのは重々承知なわけで、
経済回して食って税金払うためにやれる事やるしかないわけで、
だがしかし辛い勤めと、どうしようもない人の膿みたいなものに直面した時に、
この考えが自分を責めもしてきたし救いもしてきた。
そして脱リーマンとなった今となっては、
その問いに答える権利と義務を負ったと今は解釈している。

そんな中でようやくその問いに答えをだしていく一歩を刻んだ。

取引先の建築会社の社長からこんな相談を受けた。
その会社は国産木材と漆喰で建てる家にこだわっており、
現場からは日々大量の端材が出てくる、
それをなにか有効活用できないかというものだった。

その会社は変わった会社で、一人も営業マンがいないのだが、
その代わりに社長の書いた本を読んだ人が感銘を受けて建築を発注してくるのだ。
この社長はかなりの高齢ながら非常にエネルギッシュであり、
いわゆる閃きと知性と行動力が周囲を置き去りにするタイプの天才だ。

はじめはこの社長の話を聞いているのが面白くて、
べつに仕事にならなくてもチョコチョコ顔を出していた。
やがて細々した仕事をもらうようになり、そして今回の案件へと至った。

この案件を動かすに至っての条件がいくつかあった、それは、

・材料は現場から出てくるヒノキ、青森ヒバ、桐などの端材。
・加工は直線のカットと穴空け程度ならば可能。
・今までは判子立て、歯ブラシ立てなど作ってきた。

といったような条件と状況。
さてどうしたものかと思案しつついくつかアイデアを提案し、
社長とああでもねぇこうでもねぇとやっていく中でふと「時」に出会う。

自分は今まで8年間子供の保育園送り迎えをやり、
そこでいろんな人たちと縁を結んできた。
良質の国産木材が持つ肌触り、香り、柔らかさ、
五感を通じて伝わるもの、そこに社長の建築哲学を乗せて、
子供達に何か、未来に向かって何かできることがあるんじゃないか。
大げさに言ってしまっているが大方そのような事だ。

自分というポータルを通して、気持ちのいい人たちと共に何か作る。
あれこれと考えていても始まらない、
この衝動が消えないうちにとあっという間に動いて形にした。
実際、思いついてから一ヶ月ほどで実現した。
タイミングだ、すべては「時」だ。

お世話になった保育園の園長と事務長に企画を話し、
知恵の輪のワークショップを園の七夕祭りでやらせてもらった。
穴が開いた木片を紐で結ぶだけの単純な造りだが、
しかし3歳~6歳程度の子供が安全に簡単に作る事ができて楽しめるもの。
自分で設定したテーマに次々と新しいハードルが生まれてくる。
手を抜くのも追求するも己しだいで、
一個一個のパーツにやすりを掛けて面取りしながら思うのは、
これを手取る子供に棘が刺さらぬようという、
それはなにか祈るような、極当たり前である感情が沸いてくる。

そして当日は自分の子供に手伝ってもらいながら、
ある程度自分の思い通りの結果を得て、
また多くの学びを得た。

動くってやっぱり大事で何より面白い。
改めてそれを実感できた、息をしている、生きている実感だ。

やりたい事をやってみよう。
まずはそれから考えよう。
下半期はこれがテーマだ。

まずは一歩、そしてまた一歩と。

そういえばこんな仕事もしたな

ということでまずは備忘録的にここのところの印象深いお仕事の記録など。
まずは御茶ノ水駅前にあるサンロイヤルビル様。

こちらの3Fで営業していた和食居酒屋が閉店リニューアルするという。
とりもなおさず、まずはご挨拶ということでさっそくお茶の水へ。
駅からすでにそのアラビア調(?)の威容を望む事ができる、
築年数40年を超える由緒正しき飲食店ビルである。

そこで今回のリノベ物件なのだが、
バブル時代に作った店舗でこれがまたものっそいお金がかかっている。
看板から内装からとにかくお金をかけてワンオフのオブジェだらけ。
鉄筋とFRPを駆使して海洋生物をあれこれと見事な造形で再現している。
最近たまたま大阪の鉄工作家さんにお会いする機会があり、
このお店の写真を見せたところ「これは二度と同じものは作れんな」と
ため息モノであった。

店のオーナーはリノベするに当たってこれらのオブジェを解体しようかと
考えていたのだが、そこは待って下さいよと、こりゃあまりにももったい無いと
情熱込めて説得して残す方向であれこれ考えた。店舗フロアの真ん中に陣取って
いた巨大な帆立貝(?)は動線にとって致命的だったので泣く泣く解体。
しかしそれ以外は活かして綺麗に作り変え。まだまだ手を入れる部分があるが、
なんとか5月にオープンまでこぎつけた。
古いお店ほどバブルの残滓が散見されるので面白い。
そこにかけられた人の想いや無茶な時代の遺産。
それを眺めながら一杯やれる贅沢を是非皆様も味わっていただきたい。
料理もガチで美味いのでほんとおすすめであります。
御茶ノ水駅近く「魚酒場ピン」是非御ひいきに!
https://r.gnavi.co.jp/j9rkg8np0000/

仕事が欲しいならまずは動かないとね

どうもはじめまして。

アップライジング代表の竹内と申します。

2017年9月にサラリーマンを辞め、そうつまり脱サラし、独立した男です。

40過ぎて、家買ったばかりなのに、子供は3年生と1年生になったばかりなのに、
見事な脂肪肝で体重102キロで身長186cmもあるのに、
視力が悪くてメガネでワークキャップが大好きなのに、
ボーイスカウトのデンリーダーやりはじめてちょっと後悔しつつ楽しんでるのに、
昔はクラブでイベントのオーガナイズしたりMCしたりしていたのに、
生まれは大阪で大学は大阪芸術大学出身なのに、
ガンダムが大好きでゲーマーで夜な夜なオンラインで温くプレイしているのに、
今のところのライフワークは絵本作りなのに、
2001年11月にNYとジャマイカ巡礼の旅にでたのに、
親父は大工でおかんは美容師で爺さんは彫金職人で曽祖父は日本画家なのに、

このご時勢に脱サラしてなんか面白い事できないかと思いながら日々生きている。

そんなアップライジング竹内aka軍曹を今後ともよろしくお願い致します。